運転中や道を歩いているときなど、当たり前のように目にするナンバープレート。みなさんはナンバープレートに記載されている内容が、何を表しているかご存じですか?
ナンバープレートには、たくさんの情報が詰まっているんです。ナンバープレートの内容を知ることで、車に乗る人も乗らない人もナンバープレートの世界を知ってみてください。
今日から街を歩くのが少しだけ楽しくなるかも?
ナンバープレートの記載内容
ナンバープレートには以下の内容が記載されています。
- 地名
- 分類番号
- 一連指定番号
- ひらがな(判別文字)
地名 渋谷ナンバー? そんなものはない
まずは地名。
使用の本拠(住所地や車庫など)を管轄する運輸支局・自動車検査登録事務所を表しています。
全国で116の地域が現在登録されています。都道府県の数は、47つ。市町村の数になると、1000を超えます。
つまり……? 自分が住んでいるところで車を買ったらどこになるんだ!?
どこからどこまでが何の地名なのか、気になりますよね。
各都道府県で、1〜10個ほどの地名が登録されています。例えば、日本の中心・東京なら、品川、世田谷、練馬、杉並、板橋、足立、江東、葛飾、八王子、多摩の10種類に分けられています。
他の都道府県と比較すると多くの地名が登録されていますが、新宿や渋谷といった知名度の高いところはありません。新宿区は練馬ナンバー、渋谷区は品川ナンバーなんです。
また、神奈川は横浜、川崎、湘南、相模の4つ。
湘南ナンバーは海のかっこいいイメージがありますが、海に面していない伊勢原市や南足柄市の車も湘南ナンバーが使われるのです(!)。
地域名を見て、この車は遠いところから来たんだな〜と思いを馳せることもありますが、湘南ナンバーだからといって、湘南に住んでいるとはかぎりませんよ!
自分の住んでいる場所は、どの地名になるんだろう? と気になった方は、ぜひこちらのサイトをご覧ください。
ナンバープレート情報局
http://nplate.html.xdomain.jp/map/index.html
ちなみに、鳥取県はどこでも鳥取ナンバーなのでご安心ください。
分類番号 「8」ナンバーは、みんなを守るあの車
分類番号は、画像のナンバープレートでは500にあたる部分です。一番わかりやすいのが一番最初の上1桁。上1桁では、普通乗用車や小型貨物車など、クルマの「用途」や「大きさ」などを表わしています。
パトカーや、消防車を見つけたら、ナンバーをチラっと見てみましょう! きっと8ナンバーです。
8ナンバーじゃないってことは、もしかしたら撮影車なのかも?
一連指定番号 ナンバープレート一番のこだわりどころ!?
一連指定番号とは、ナンバープレートに大きく書かれている4桁の数字です。
画像のナンバープレートでは「12-34」と書いてある部分。
なんといってもこの番号は車にとって大切です! 車を持っている人は、好きな数字を選ぶことができるんです!
自分や家族、推している人の誕生日や西暦など、意味のある数字にしている人もいれば、ランダムに設定している人もいます。
25-25 = にこにこ^^
11-22 = いい夫婦
80-08 = 末広がりの8を繋いでいるので、縁起が良い!
人気のナンバーは抽選になっているので、チェックしてみてくださいね。ラッキーナンバーを見つけられただけでちょっと良い日になりそう。
ひらがな(判別文字) レンタカーは全部「わ」ナンバーって知っていた?
判別文字とは、ナンバープレートに記載されているひらがなです。
こちらは一連指定番号とは異なり、好きなものを選ぶことができません。
レンタカーには「わ」や「れ」、事業用車両には「あいうえ」」「かきくけこ」「を」がつけられます。また、駐留軍人用車両についてはアルファベットが使われる場合もあります。
なお、判別文字では「お」「し」「へ」「ん」の4文字は使用されていません。
ちなみに以前の記事で乗ったBMWのナンバーは「ね」。「ね」=自家用車です。
ナンバープレートの世界は、個性が光る
ナンバープレートが持つ意味や地域オリジナルのナンバープレートをご紹介しました。ナンバープレートは車の種類や用途、地域など大事な情報を表している一方で、数字でも個性を出すこともできるんです。
ご当地ナンバープレート……なんてものもあるので、それは次回ご紹介します!
おでかけのときには、周りの車のナンバープレートを見比べて楽しんでください!
街を歩くのがちょっと楽しいわ