車が運転できるようになったからコストコ行ってみた！ 東京から木更津へ、アクアライン越えレポート

明大前からコストコ木更津倉庫店へ出発！

ペーパードライバーたちが集まったのは、京王線と井の頭線の交差する明大前。運転にまだ不安があるなんて思わせない元気なポーズで記念撮影（パシャリ）。

道中何があるかわからないので、初心者マークも車の前後に装着。初心者なら初心者ってわかるようにしておけば、周りのベテランドライバーたちの神テクで避けられる事故だってあるかもしれませんよね！

運転してくれるのは、ついこの間ペーパードライバーを卒業したばかり「のるウェイ!」編集部のかよちゃん。レンタカーを借りたのは甲州街道沿いなので、そのまま首都高にひょいっと乗ってアクアラインに向かおうと思った矢先……。

「やっぱ首都高はやめましょう」

ハンドルを握った瞬間にポツリと一言。まあまあ、急いでいるわけではないので、アクアライン近くの大師ジャンクションまで、下道で安全に向かうことに。

ペーパードライバーを卒業しても、やっぱり首都高は怖い。であれば無理する必要はまったくなし。

けれど、東京は下道でも危険ルートが多いんですよね。レンタカー店を出発してものの数十秒、甲州街道から井の頭通りにぶつかる松原交差点は、甲州街道を下高井戸方面に向かう車がガンガン直進してきます。

初心者マークを主張しながら、そろりそろりと前方の車に張り付き、なんとか右折して井の頭通りに入ることができました。企画倒れになって終わらなくてよかった〜。

出発直後の緊迫感漂う場面に冷や汗が吹き出そうだったので、ここからはなるべく大きい道路を直進できる時間が長いコースを選択。苦手な右折や車線変更のタイミングはできるだけカット！

井の頭通りから環七通りへ合流し、直進続きに安心しすぎて、後部座席のメンバーがウトウトし始めた頃……。

馬込駅前あたりで、謎の左折指示が（環七通りから国道1号線への合流でした）。

ちょっとだけ焦りましたが、高速ではないので慌てず対応。幸いなことに前方の車が同じ方向に進んでくれたので、前にならって安全運転でイン。

ここ以外はほぼ直進だったので、途中からは助手席DJもスタート。みんなで音楽を楽しみながら移動できるのも、車移動の醍醐味ですよね〜。

大師ジャンクションの手前でトイレ休憩を取ろうと思ったら、川崎競馬場を発見！ 小一時間の運転で感覚を取り戻してきたかよちゃん。コンビニで着実な駐車テクを披露し、満面の笑みです。

大師ジャンクションからアクアライン、憧れの海ほたるへ

コーヒーで一息ついたら、とうとう高速へ！ 大師ジャンクションはこちらが合流する側ではないので、初心者にもおすすめのルート。

周囲の車の速度に合わせて少しアクセルを踏み込んだら、工場夜景も有名な川崎浮島町エリアが見えてきました。

工場群を横目に、海沿いドライブを満喫。夕方や夜はもっとドラマチックになっていそう。よそ見のしすぎは危険ですが、せっかくの車移動なら、車窓は楽しみながら向かいたいところ。

そうこうしているうちに、東京湾アクアラインへ。下りは序盤に長めのトンネルもあるので、そこまではハイウェイ気分を満喫です。

眠気を誘うトンネルターンが終わったら……。

海……ではなく海ほたるに到着だ〜！

“東京湾に浮かぶパーキングエリア”こと海ほたるは、アクアラインに乗るなら、絶対に寄りたい場所。お土産屋さんやレストランも多いので、いったん海ほたるで観光気分を味わっちゃいましょう。

海ほたるは立体駐車場なので、初心者は気をつけたいポイント。だけど、今後のお出かけで遭遇する機会も多いので、感覚を掴んでおきましょう。

駐車スペースが見つからないまま、戦々恐々としながら駐車場を進むと、奇跡的に2台分空いているところを発見。落ち着いてギアをバックに入れます。

モニターだけでなく、しっかりと目視でも確認。初心者マークさえつけておけば、周りの車も多少配慮してくれますから、ゆっくり焦らず行動しましょう。みんなが出やすいように何度か車を切り替えして、なんとか駐車できました！

元ペーパードライバーだって、海ほたるに来れる！ そんな喜びを噛み締めて、海をバックに記念撮影。

車でお出かけする時って、徒歩移動の時の手荷物を減らせるおかげか、いつもより写真をたくさん撮ろうという気持ちになりますよね。海ほたるで美味しいお寿司ランチを楽しんだら、コストコまであとちょっと！

ナビによれば、海ほたるからコストコ木更津店までは、ものの10分ほどで到着してしまう模様。陸地に向けてのなだらかな傾斜のおかげで、見晴らしもサイコー！ ただし、アクセルを踏み込みやすいポイントなので気をつけましょう。

コストコ木更津倉庫店の最寄り出口は「金田」。降りる時は、ETC出口と普通出口を間違えないように。

下道を駆使しつつ90分、コストコ木更津倉庫店に到着！

アクアラインを降りたら、リアルに3分ほどでコストコに到着してしまいました。川崎まで下道を利用しても、渋滞がなければ運転時間は90分ほど。ペーパードライバーの肩慣らしには、ちょうどいい所要時間かもしれません。

コストコ木更津倉庫店の駐車場は、ウワサ通りかなり広め。初めてでも安心です。

ただし、帰り道はかなり重い荷物を持っている可能性もあるので要注意。初めてのコストコ、財布の紐がゆるみすぎて、トランクに入らないくらい買い物しちゃったらどうしよう……。

コストコは会員制なので、非会員の場合はまず「EXIT」から入店し、会員証を作りましょう。会員証を持っている人は、「ENTRANCE」前の係員さんに提示すればOK。それでは、いざコストコへ。オラ、ワクワクすっぞ！

コストコ木更津倉庫店でお買い物開始

コストコに一歩足を踏み入れると、そこは非日常──そう言っても過言ではない天井の高さに、海外旅行に来たかのよう。

入り口付近、今の時期はアメカジ系ブランドのアウターが山積み。ユニクロもびっくりな価格でフリースやダウンジャケットが売られています。

どうやって取るの？ ってくらい高い場所まで積まれた商品。ここはキッチン用品や家電のコーナー。食料品や衣料品から家電まで、ガスコンロにコーヒーメーカー、ミキサー、レンジなどかなり豊富な品揃えです。

当日はクリスマスを控えた11月半ばだったので、ツリーも売っていました。さすがにどうやって持って帰るの？ というサイズ感。これは絶対に車じゃなきゃ持って帰れない（車でも怪しい）。

コストコを訪れる時は大きめの車種を選んだ方が良さそう。

ツリーを持って帰れないなら（？）……と大きなぬいぐるみをおねだりする女子たち。こんなに大きいのにお値段は1個2000円弱。「2個はダメ」と怒られたので、1つだけお持ち帰りすることに。

お次は、食品を物色！ SNSやネットで話題のおすすめ商品もしっかり揃っていました。

特大サーモンや大ロットの生肉などの生鮮食品、自宅や焼けないほど大きなピザにプルコギ……何を買おうか悩みます。コストコの食品は基本的に量が多いので、せっかくならみんなで分けられるものを選びたいところ。

生活用品だってもちろん大容量。トイレットペーパーにキッチンペーパー、洗剤や掃除用品など……使い切れる？ ってくらいの量ですが、食品と違ってストックできるので、せっかく車で来たなら買わなきゃ損。重いのは持ち上げる一瞬だけですからね。

豊富な商品ラインナップの中で特に驚いたのが、自分で組み立てられるプライベートサウナ。

こういうのもネットで買うと、質感やサイズ感がわからなくて怖いけど、実物を置けちゃうスペースがあるのがコストコならでは。サウナ以外にもテントや寝袋、エアマットなど、アウトドア用品も豊富でした。

一通り売場を見て回った頃には、カートの中もパンパン。こんなにたくさん車に積めるのだろうか……？

ベルトコンベア式のシステマチックなレジでサクサクお会計。現金かコストコのショップカード（プリペイドカード）、クレジットカードはMastercardしか使えないのでご注意を。

レジ脇で、帰りにみんなで仕分けする時のためのエコバッグもゲット！ でも1000円くらいしたので、事前にエコバッグを持ち寄った方がお得です。

レジ奥にはアメリカンなフードコートも。食料品コーナーで売られていたものとは別に、こちらでは買えば焼き調理とカットが済んだピザをテイクアウトできます。

チキンスティック＆ポテトやハンバーガーなど、帰り道につまんで帰れそうなメニューがたくさんありました。そしてボリュームに対してコスパが良い！

海ほたるで寿司を食べすぎたので、フードコートは断念して今度は荷積み。来た時はヒヨってかなり遠くに車を止めてしまいましたが、カートで荷物を運んでくるのも大変なので、もう少し近くまで車を移動します。

大きなピザにぬいぐるみ、オソロのアウター、大容量のトイレットペーパーにパスタなど、数万円分の戦利品が無事トランクに鎮座！

背の高いぬいぐるみは運転時に視界をさえぎりそうなので、帰り道は寝転がって帰ってもらいましょう。

もう少しトランクに余裕があれば、大きめの食品や生活用品をもっと積み込むことができたのに……。次回は人数以上のサイズの車で再訪し、できれば一ヶ月分くらいの生活用品をまとめ買いしたいところです。

ガスステーションもとってもお得なコストコ

帰路につく前に、会員限定のコストコガスステーション（ガソリンスタンド）で給油。こちらも、都内のガソリンスタンドと比べると1リットル10円ほどお得なお値段設定。近くに来る時はぜひ寄って帰りたいですね。

ガスステーションはセルフタイプ。種類を選んだら、自分で給油します。ちなみに、通常なら給油口が車のどちら側にあるか確認すべきところですが……コストコのガスステーションはノズルが伸びます！

つまり、どちら側であっても給油できる。通路も広いし、初心者からすると心強いポイントです。

90分走った片道分のガソリン代は、コストコ価格で775円。往復しても1550円なので、1人頭で考えると500円ほど。電車で来るよりも全然安くてびっくり。

帰りは首都高で！ 富士山と東京タワーに見送られながら

帰り道につく頃には、すっかり夕方。行きに見せた表情とは違う趣きをまといはじめた東京湾を横目に、2回目のアクアラインを爆走します。

アクアラインは夕方から渋滞しはじめることが多いのですが、この日は小さな渋滞に巻き込まれるも、比較的スムーズに抜けることができました。

1日の運転で少しずつリズムを掴み始めた運転手・かよちゃん。帰りはなんと「首都高を使って帰ってみる」と宣言！

同行者の「首都高から見える東京タワーが好き」という発言に感化されたのか、ここまで来たなら東京名物までも見ていこうと欲張ります。

朝は「首都高なんて絶対に嫌だ」と喚いていましたが、帰りはシンボリックな東京タワーを見ながら、東京に戻ってきたことを実感。車に乗れるようになったから、念願のコストコも行けたし、競馬場も見れた、目的地ではなかった東京タワーのかっこいい写真も撮れた。

車窓からの景色を楽しんだり、誰の目も気にせずに音楽を聴いたり、気になる施設にちょっと寄り道したり。自分たちの時間を自由に楽しめるのは、やっぱり車の醍醐味。プライベートな空間で夜を迎えたら、帰り道は恋バナも捗っちゃいました。

首都高をクリアできたなら、次はもっと朝寝坊して出かけられそうですね！