「自動運転」とは、ドライバー(人間)が行っている、認知、判断、操作といった行為を、人間の代わりにシステム(機械)が行うものをいいます。
アイドリング、クラッチ、サスペンション、ステアリング、トランスミッション、ハイブリッド車、4WD……クルマに関する専門用語や略称には、ちょっと覚えにくかったり、ややこしかったりするものがたくさん。
また、聞いたことはあっても、なんとなくしか意味を理解していない人も多いのではないでしょうか?
そこで「のるウェイ!」編集部が、クルマの専門用語・略語をご紹介!この記事は1分で読めます!!!(嬉しい)
今回解説するのは「自動運転」です。
自動運転とは
「自動運転」とは、 GPSやカメラ、レーダーやセンサーなど様々な装置や通信技術を活用することで、人や物の状況を把握し道路上の周囲環境を読み取りながら、運転操作の自動制御を行う技術の事です。
自動運転は交通事故の低減や少子高齢化によるドライバー不足への対応、国際競争力の強化などを目的に国土交通省を中心に進められており、5段階のレベルが設定されています。
- レベル1:アクセル・ブレーキ操作またはハンドル操作のどちらかが、部 分的に自動化された状態。
- レベル2:アクセル・ブレーキ操作およびハンドル操作の両方が、部分的 に自動化された状態。
- レベル3:特定の走行環境条件を満たす限定された領域において、自動運 行装置が運転操作の全部を代替する状態。 (ただし、自動運行装置の作動中、自動運行装置が正常に作動し ないおそれがある場合においては、運転操作を促す警報が発せ られるので、適切に応答しなければならない。)
- レベル4:特定の走行環境条件を満たす限定された領域において、自動運行装置が運転操作の全部を代替する状態。
- レベル5:自動運行装置が運転操作の全部を代替する状態。
※出典:国土交通省「報告資料編_自動運転に関する用語」
https://www.mlit.go.jp/jidosha/anzen/01asv/report06/file/siryohen_4_jidountenyogo.pdf
現時点(2024年8月)の日本で実用化されているのは「レベル3」になっており、今後の法整備や技術の進歩などによってその先のレベルの実用化にも進んでいくとみられており、2023年5月には福井県永平寺町でレベル4(特定の走行環境条件を満たす限定された領域において、自動運行装置が運転操作の全部を代替する状態)の実証実験が始まっています。
なにができるようになるの?