「EV」とは、「Electric Vehicle(エレクトリック・ビークル)」の略で、日本語では「電気自動車」と呼ばれます。ガソリンを使わず、電気で走るクルマのことです。
アイドリング、クラッチ、サスペンション、ステアリング、トランスミッション、ハイブリッド車、4WD……クルマに関する専門用語や略称には、ちょっと覚えにくかったり、ややこしかったりするものがたくさん。
また、聞いたことはあっても、なんとなくしか意味を理解していない人も多いのではないでしょうか?
そこで「のるウェイ!」編集部が、クルマの専門用語・略語をご紹介!この記事は1分で読めます!!!(嬉しい)
今回解説するのは「EV」です。
EVとは

「EV」とは、「Electric Vehicle(エレクトリック・ビークル)」の略で、日本語では「電気自動車」と呼ばれます。ガソリンを使わず、電気で走るクルマのことです。エンジンの代わりにモーターを使い、充電した電気で走るのがEVの最大の特徴です。つまり、ガソリンスタンドに行かなくても、家でスマートフォンのように充電するだけで走れるのです。環境にもやさしく、今注目されている次世代の車です。
最初のEVは19世紀の終わりに登場しました。1800年代後半にはすでに電気で動く車両が開発されており、1900年ごろにはアメリカのニューヨークで電気タクシーが走っていたほどです。当時はエンジン音もなく操作も簡単だったため、むしろ「ガソリン車より便利」と評されていたのです。
しかし、20世紀初頭になるとガソリン車が急速に普及します。大量生産の技術が確立され、長距離走行や給油の利便性が上回ったことで、EVは一時姿を消していきました。
その後、EVが再び注目され始めたのは1970年代のオイルショックの時期です。エネルギー問題や排ガス問題を背景に、再び電気で動くクルマへの関心が高まりましたが、当時はバッテリー性能が低く、実用化には至りませんでした。
転機が訪れたのは1990年代から2000年代。バッテリー技術の進化や地球温暖化への関心の高まりを受けて、各国のメーカーがEV開発を本格化させます。2009年に登場した日産の「リーフ」は世界初の量産型EVとして注目を集め、日本だけでなく海外でもヒットしました。
そして現在。世界中で「脱炭素社会」の実現を目指し、ガソリン車からEVへの移行が加速しています。テスラをはじめとする新興メーカーも登場し、自動車産業は100年に一度の大変革期にあると言われています。
【EVのメリット】
1:環境にやさしい
走行中に二酸化炭素(CO₂)や排気ガスを出さないため、大気汚染の抑制や地球温暖化対策に貢献します。
2:静かな走行音
エンジンがないため非常に静か。住宅街や深夜の運転でも騒音が少なく、快適なドライブが可能です。
3:加速がスムーズ
モーターの特性により、発進から力強くスムーズに加速。走行性能も高く、街乗りにも高速道路にも適しています。
4:燃料代が安い
ガソリン代に比べて電気代は安く、満充電にかかるコストも抑えられます。家庭での深夜充電を活用すればさらに節約になる場合もあります。
5:メンテナンスが少ない
オイル交換やエンジン整備が不要。可動部品が少ないため、長期的に見れば維持費も抑えられる傾向にあります。
【EVのデメリット】
1:充電インフラが不十分な地域も
都市部では充電スポットが増えていますが、地方ではまだ設置が少なく、長距離移動に不安が残ります。
2:充電時間が長い
ガソリン車のように数分で満タンというわけにはいきません。急速充電でも30分以上かかることが多く、時間に余裕が必要です。
3:車両価格が高い
バッテリーコストが高いため、同クラスのガソリン車に比べて車両本体価格が高め。ただし補助金や税制優遇を活用すれば軽減可能です。
4:バッテリーの劣化
使い続けるとバッテリーの性能は徐々に低下します。交換には高額な費用がかかる場合があるため、寿命の管理が必要です。
5:選べる車種がまだ少ない
徐々に増えてきてはいますが、ガソリン車と比べて車種の選択肢が少ないのが現状です。希望に合うモデルがない場合もあります。
EVには魅力的な点が多くありますが、導入前にライフスタイルや使用環境との相性を考慮することが大切です。今後、技術やインフラの進化とともに、デメリットは少しずつ解消されていくでしょう。
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