運転免許を取得し、いざ初めて自分の車を購入するというのは、ワクワクする一大イベントです。しかし、車種の多さや、価格、保険、維持費といった複雑な情報に直面し、「何から手を付けていいか分からない」と戸惑う初心者の方は少なくありません。
初めての車は、安全運転のスキルを磨くための相棒であり、生活を支える大切な財産です。このコラムでは、初心者の方が安心して、そして賢く車選びを進めるために、絶対に抑えるべき7つの重要ポイントを分かりやすく解説します。
ポイント 1:【予算】「車両価格」ではなく「総支払額と維持費」で考える
最も重要なのが予算計画です。車両本体価格だけを見て決めてしまうと、後で想定外の出費に苦しむことになります。
- 車両本体価格 + 諸費用 = 総支払額
車両本体価格のほかに、消費税、自動車税、自動車重量税、自賠責保険料、登録費用といった「諸費用」が加算されます。これらを含めた「総支払額」で予算を組みましょう。
- 維持費を計算に入れる: 毎月かかる費用として、任意保険料(初心者期間は高額)、ガソリン代、駐車場代、ローン返済額をシミュレーションし、無理のない範囲か確認しましょう。
ポイント 2:【利用目的】「運転のしやすさ」を最優先する
初めての車は、「運転のしやすさ」と「安全性」を最優先で選びましょう。
- 車のサイズ: 軽自動車やコンパクトカー(例:トヨタ ヤリス、ホンダ フィットなど)は、小回りが利き、車幅感覚を掴みやすく、バック駐車の練習にも適しています。大きなSUVやミニバンは、運転に慣れてから検討するのが無難です。
- 視界の広さ: 窓が大きく、死角が少ない車(例:ホンダ N-BOXなどのハイトワゴン)は、周囲を確認しやすく、初心者におすすめです。
ポイント 3:【新車 vs 中古車】予算と品質のバランスを取る
初心者にとって、新車か中古車かの選択は大きな分かれ道です。
選択肢 | メリット | デメリット | 初心者向けアドバイス |
新車 | 故障の心配がなく、保証が手厚い。 | 価格が高い。納車まで時間がかかる。 | 予算に余裕があり、保証による安心感を求めるなら最適。 |
中古車 | 価格が安く、選択肢が広い。 | 車体の状態がバラバラで、故障リスクがある。 | 予算重視なら中古車が有利。ただし、「認定中古車」や保証が充実した販売店を選び、品質を担保すること。 |
ポイント 4:【安全装備】先進技術は必ずチェックする
現代の車選びでは、安全装備の有無が命に関わることもあります。
- 衝突被害軽減ブレーキ(自動ブレーキ): 前方の障害物を感知し、自動でブレーキをかけてくれる機能。初心者には必須の機能です。
- ペダル踏み間違い時加速抑制装置: アクセルとブレーキの踏み間違いによる急発進を防ぐ機能。
- アラウンドビューモニター(全方位モニター): 駐車時や狭い道での視界をサポートしてくれます。運転に自信がない場合は、ぜひ搭載車を選びましょう。
ポイント 5:【保険】任意保険は「無制限」設定が必須
自動車保険は、自賠責保険(強制)だけでは不十分です。任意保険に加入する際、必ず確認すべき点があります。
- 対人・対物賠償は「無制限」に: 事故を起こした際の賠償額は、数億円に達する可能性があります。年間数千円程度の追加で、人生を左右するリスクを回避できる「無制限」設定にしましょう。
- 車両保険の検討: 初めての車で万が一自損事故を起こした場合に備え、修理費用をカバーする「車両保険」の加入も検討しましょう。ただし、保険料は高くなります。
ポイント 6:【メンテナンス】信頼できる販売店・整備体制を選ぶ
車は購入してからがスタートです。特に中古車の場合、販売後のフォローが非常に重要になります。
- 整備工場の有無: 契約する販売店に、自社で整備工場(認証工場)があるか確認しましょう。販売後の点検や修理をスムーズに依頼できます。
- メーカー系ディーラー: 品質と保証を最優先するなら、トヨタ(T-Value)、ホンダ(U-Select)といったメーカー系ディーラーの認定中古車を選ぶのが最も安心です。
ポイント 7:【経済性】燃費とリセールバリューを考慮する
賢く車を選ぶために、長期的な経済性もチェックしましょう。
- 燃費性能: ハイブリッド車や燃費の良いコンパクトカーを選べば、ガソリン代を節約できます。
- リセールバリュー: 将来、車を売却する時の価値(再販価格)が高い車を選ぶと、購入から売却までの実質的なコストが抑えられます。一般的に、トヨタ車、軽自動車のハイトワゴン、白・黒といった人気色の車はリセールが安定しています。
まとめ:焦らず「試乗」と「見積もり」を
初めての車選びは、たくさんの情報に惑わされず、この7つのポイントを軸に進めてください。
- 試乗を必ずする: 気になる車は必ず実際に運転し、「運転席からの視界」と「駐車のしやすさ」を体感しましょう。
- 複数の見積もりを取る: 複数の店舗で総支払額と保証内容の「相見積もり」を取り、比較検討することが大切です。
このガイドを参考に、安全で快適なカーライフの第一歩を踏み出してください。









持ってみたいけど、どこから見たらいいかわかんないや🤷