東京から高速に乗って2時間未満でアクセスできる神奈川県の湯河原町は、歴史ある温泉街であることはもちろん、海と山、どちらも楽しむことができる観光スポットです。
今回はそんな湯河原でレンタカーを借り、ドライブ観光に行ってみました! 自然と触れ合う非日常体験に心を癒されながらも、山を越え川を渡る。ペーパードライバーには少々厳しいと思われた道のりについても、レポートしていきます。
東京駅から電車で1時間の好アクセス! 穴場観光地、湯河原
今回は、メンバーそれぞれが都内から湯河原まで電車で集合。
神奈川の温泉スポットといえば箱根や熱海が有名ですが、その間にある湯河原は、比較的観光客も落ち着いている印象。これなら、渋滞に巻き込まれることもなさそうです。
ちなみに湯河原は、東京駅から熱海駅まで新幹線を使えば、なんと都内から1時間でアクセスできちゃいます。これには、早起きが苦手なのるウェイ編集部も歓喜!
駅の前には、手湯ができるスポットも。無料で湯河原源泉の温浴効果を得られるなんて嬉しい!
あっつー! お湯が熱すぎて、思わずこの笑顔。湯河原温泉の湯効は様々で、慢性的なコリや筋肉痛だけでなく、自律神経などにもいいそう。
もちろん、全身浸かった方がしっかりと効果を感じられるはずですが、駅前から温泉気分を味わえて最高です。
駅から味のある温泉街を歩いて5分。駅前のレンタカー屋さんで、本日の相棒と対面です。
恐る恐るハンドルを握り、レッツゴー! いきなり目の前が下り坂になっているので、運転には注意が必要。さっそく湯河原の洗礼(?)を受けていますが、大丈夫でしょうか……。
美術館併設のカフェ「MUSEUM CAFE and garden」でヘルシーランチを満喫
まずは、湯河原で人気のカフェごはんを食べるために、車を走らせます。湯河原駅前から目的地である「MUSEUM CAFE and garden」までは、車で約10分。
左折、右折も少なく、メインの通りをまっすぐ走るだけなのですが、坂道が多いのと、道がうねっているので、アクセルワークとハンドル捌きに少々テクニックが必要かも。
そんなこんなで、ペーパードライバーでもなんとか目的地に到着。観光地なこともあってか、地元ドライバーたちも、山道に慣れていない初心者ムーブな車に気を使って運転してくれているような……。
法定速度も遅めなので、煽られることもなくゆっくり運転できました。
やってきたのは、老舗旅館を改装して作られた町立湯河原美術館……に併設されているカフェ「MUSEUM CAFE and garden」。地元で有名なお豆腐屋さん・湯河原 十二庵がプロデュースしたカフェなのだとか。
店内は、レトロでシックな雰囲気。訪れた時期は施設内でアートの展覧会が開催されていて、作家さんの作品が店内に飾られていました。お豆腐屋さんがプロデュースしているということもあり、ランチメニューはお豆腐づくしです。
こちらは「湯河原十二庵の豆乳スープセット」。豆乳スープは、食べ進めていくうちにスープが豆腐に変わっていく不思議なメニュー。お惣菜にも大豆の加工品がたくさん使われていて、とってもヘルシー。
「たっぷり野菜のがんもサンド」と「GLTサンド(ベーコンチーズがんも、レタス、トマト)」をハーフ&ハーフにしたサンドセット。
萌え断のかわいらしいサンドイッチには、なんとがんもがサンドされています。食べるまで味が想像できませんでしたが、意外にもパンとの相性も良し。具が多いので食べごたえがあり、男性でも満足できるボリューム感が嬉しいですね。
こちらは丼物メニュー「豆そぼろ丼セット」。そぼろに使われているのは大豆ミート、普通のそぼろとほとんど変わらない味や食感にびっくり。甘めの味付けで、温泉卵との相性も最高です!
胃もたれしないヘルシーメニューのおかげか、まだもう少し食べられそうだったのでデザートも追加。
「秘伝豆のソフトパフェ ほうじ茶」は、豆腐のほろ苦いほうじ茶クリームの上にソフトクリーム、その上にほうじ茶パウダーを贅沢にかけたスイーツ。ソフトクリームの甘さも控えめで、トッピングされた甘いお豆との相性も抜群。ごはんの後でもあっさり完食しちゃいました。
外にはテラス席や足湯も用意されており、晴れた日や暖かい時間帯なら、テラスでランチを楽しむのも気持ち良さそうです。
腹ごしらえも済んだので、次のスポットに向かいます。
幕山公園でマイナスイオンをたっぷり吸う
今度は駅を通り超え、山の方へ向かいます。急勾配の登り坂を走る時は、坂を登り始める前にアクセルを踏むのがコツ。
慣れない運転に不安もありましたが、道幅が狭すぎず、対向車もほとんど来なかったので、マイペースに運転することができました。
やってきたのは、湯河原の有名観光スポット「湯河原梅林」がある幕山公園。残念ながら、梅の見頃は過ぎてしまっていたのですが、散ってしまった花びらが絨毯のように敷き詰められている箇所があってきれいでした。
見頃の時期には、約4000本もの梅が咲き誇り、園内がほのかな梅の香りに包まれるほどなのだそう。ハイキングコースもあり、山頂まで登りきって、この景色を一望することもできます。
残念ながら雨も降ってきてしまったので、ふもとまで降りて売店で大きなみたらしだんごをゲット。もっちもちの食感と香ばしい香りで、こちらもあっという間に完食。
園内には、幕岩というクライミングスポットも。ハイキングコースの中腹にあるので、今回は撮影を断念しましたが、季節問わずクライマーにとっての人気スポットのようです。
園内では梅だけでなく、河津桜など様々な自然の芽吹きを感じることができます。晴れた日には、山頂から相模湾の絶景を望めたり、バードウォッチングも楽しめるそう。山登りはできなかったけれど、マイナスイオンはたっぷり感じてきました!
湯河原のお隣まで足を伸ばして、大きな海を目の当たりに
最後はさらにいくつもの山を越え、海沿いまでやってきました。
運転難易度はやや高め。下り坂を降りることも多く、さながらジェットコースターに乗っているかのような感覚もありました。ブレーキだけはすぐにかけられるよう慎重に運転しながら、なんとか目的地に到着です。
湯河原から少し足を伸ばしてやってきたのは、お隣・真鶴町の先端にある真鶴岬。
周辺には樹齢350年を超える神聖な木々が立ち並びます。入口にある施設・ケープ真鶴の脇の長い階段を降りた先には、三ツ石海岸が。
三ツ石までの石の道は、満潮の時間には海水でなくなってしまうのですが、干潮の時間なら先端まで向かうことができます。周辺には海釣りを楽しむ人達もいて、流れる時間もゆったりとしていました。
階段を降りて、海がどんどん近くなってくるのを感じられたのが良かったです。帰りがけに、私用スマホで三ツ石をパシャリ。
岬周辺は樹齢の高い木々を守るためか一方通行の道路もあり、運転難易度が高かったので、帰りは別メンバーに運転を代わってもらいました……。
たくさんの自然を感じることができた湯河原観光
海、山、おいしいごはん……東京から1時間で着く場所とは思えないほどの非日常と、自然を感じることができた湯河原(と真鶴)。
駅前でレンタカーを返して、夕方から電車に乗っても、夕飯前の時間には家に着くなんて、うれし〜!
運転している時間も長すぎず、歩いている時間も多かったので程よい疲労感。今夜はぐっすり眠れそうです。
関連リンク
MUSEUM CAFE and garden|湯河原温泉公式観光サイト
MUSEUM CAFE and garden|Instagram
幕山公園(湯河原梅林)|湯河原温泉公式観光サイト
ケープ真鶴|真鶴町公式サイト
心が自然を求めてるわ