「クルマに乗りたい! けれど安全に運転できるか不安……」という方に向けて、前回の記事ではクルマに乗ってエンジンをかけるところまでの基本操作をお伝えしました。
初心者向け! 運転する前に知っておきたいクルマの基本的なこと
今回の記事では、出発するときの操作や、運転中に気をつけることについてお伝えします!
エンジンのかけ方
まずは、エンジンのかけ方を紹介します。
1. パーキングブレーキが引いてあるか確認する
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パーキングブレーキが引いてあるか、手で触れて確認しましょう。また、このとき万一に備えてブレーキペダルを踏んでおきます。
2. チェンジレバーがPに入っていることを確認する
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チャンジレバーがP(パーキング)の位置にあるか、目視で確認します。チェンジレバーがPかN(ニュートラル)に入っているとき以外、エンジンは急発進を防ぐためにかからないようになっています。
3. エンジンをかける
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エンジンボタンを押してエンジンをかけます。鍵を入れるタイプの場合は、STARTの位置まで鍵を回します。エンジンがかかったらすぐ手を離しましょう。
4. エンジンがかかっているか確認する
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音や振動、警告灯でエンジンがかかったことを確認します。
5.エンジンスイッチの各位置の動き
最近では紹介したようなボタン式のエンジンが多いですが、鍵を入れて回すタイプのエンジンスイッチもあります。その際の名称と役割をご紹介します。
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- LOCK:キーが抜きさしできる位置(ハンドルはロックされます)
- ACC:エンジンを止める位置(ラジオなどは使用できます)
- ON:エンジンが回転中の位置
- START:エンジンをかける位置
このタイプのエンジンスイッチが搭載されているクルマに乗る際は参考にしてみてくださいね!
発進の手順
エンジンをかけてクルマが発進するまでの手順を説明します。
1. チェンジレバーをDに入れる
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チェンジレバーをD(ドライブ)に入れます。手の感覚だけでなく、目視で必ず確認するようにしましょう。また、このときブレーキペダルも深く踏んでおきます。
2. パーキングブレーキを戻す
パーキングブレーキを完全に戻します。
3. ブレーキペダルを戻し、アクセルペダルに足を移す
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踏んでいたブレーキペダルを戻し、アクセルペダルに足を移します。
4. アクセルペダルをゆっくり踏む
アクセルペダルをゆっくり踏むと、車体が発進します。
5.発進の際の注意事項
- 急発進はNGです
- 死角から子どもや動物が飛び出してこないかなど周囲に注意しましょう
停止の手順
1. クルマを止める場所を確かめる
クルマを止める場所を決めます。
2. アクセルペダルをもどし、ブレーキペダルに足を移す
踏んでいたアクセルペダルから足を離し、ブレーキペダルに足を移します。
3. ブレーキペダルを踏み込む
ブレーキペダルを徐々に踏み込みます。停止したらブレーキペダルを深く踏んでおきましょう。
4.停止する際の注意事項
- 停止する前に標識や周囲の状況を見て、停車していい場所か確認しましょう
- 急停止せず、合図を出したり徐々に減速したりすることで、周囲のクルマや歩行者に停止することを知らせましょう
駐車の手順
クルマを停止してから、再度発進せず駐車するときの手順をご紹介します。
1. パーキングブレーキをかける
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パーキングブレーキをいっぱいに引きます。
2. チェンジレバーをPに入れエンジンを止める
チェンジレバーをPに入れ、目視で確認します。エンジンボタンを押してエンジンを切ります。
3. ブレーキペダルを離す
ブレーキペダルから足を離します。
運転の注意事項
ここまで、基本的な運転については復習してきました。ここからは、運転の注意事項を確認しておきましょう。
運転前の注意事項
- 保険に入っておくなど、万が一のときに備えましょう
- 運転するときは、体調を整えましょう。また、体調が悪いときは他の人に運転をお願いする、公共交通機関を使うなど、運転を避けるようにしましょう
- 140cm以下の子どもをクルマに乗せるときは、チャイルドシートを使うようにしましょう
- 天候が悪いときは普段以上に慎重な運転を心がけましょう
- 運転する前に運転計画をたて、長時間の運転になる際は適度に休憩を挟むようにしましょう
運転中の注意事項
- 「大丈夫だろう」と思い込まず、「危険“かもしれない”」という気持ちで、周囲の確認を怠らないようにしましょう
- 右左折時はウィンカーを忘れずに早めに出しましょう
- 制限速度を必ず守りましょう
- 車間距離を十分にとりましょう
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- 一時停止など道路標識は守りましょう
- 信号を守った走行をしましょう
- 歩行者・バイク・対向車・自転車の動きに注意しましょう
- カーブ・交差点では速度を落とします
- 緊急自動車が近づいてきた際は、優先させましょう
- 交差点で左折する際はバイクや自転車を巻き込まないようミラーや目視で確認します
- 二重追い越し(追い越ししようとしている前のクルマを追い越す)をしないようにしましょう
- 万が一交通事故を起こしてしまった際は、事故の続発を防ぐよう他のクルマの邪魔にならない場所にクルマと負傷者を移動させ、警察に連絡します
発進・停止は慌てずに
この記事ではエンジンをかけて、発進・停止する際の基本操作についておさらいしました。クルマに乗って実践してみてくださいね!
また、次の記事では駐車についてもおさらいしますので、合わせて参考にしてください。
この記事を読めば発進・停止はバッチリです