初心者向け! 運転する前に知っておきたいクルマの基本的なこと

自動車免許を取ってすぐの方、免許を持っているけれどクルマに全然乗っていないという方のなかには、「クルマに乗りたい! けれど基本操作が不安……」と思う方もいるのでは?

今回は、クルマの乗り方や正しい運転姿勢など、エンジンをかける前の基本操作についておさらいします!

安全運転のために基本をおさらいしよう〜

安全な乗り方


1. 周囲の安全を確かめる





まずはクルマの状態に異常がないか、目視で確認します。クルマの前後や車体の下には子どもや動物が隠れている可能性もあるので、隅々まで確認しましょう。


2. 必要なだけドアを開ける



続いて、自分が乗り込めるぶんだけドアを開けます。


ドアの開けすぎには注意!

ドアを必要以上に開けてしまうと、付近のクルマや歩行者の迷惑になってしまう可能性があるので、注意します。


3. ドアをささえて、すばやく乗る



ドアをささえて、すばやく乗り込みます。


4. ドアが完全に閉まる少し手前で一度止める



ドアが完全に閉まる10cmほど手前で一度止め、改めて後方の安全を確認しましょう。


5. ドアを確実に閉める



ドアを確実に閉めます。


6. 外部からの侵入を防ぐために


外からの侵入がないように、半ドアでないか確認し、ロックしましょう。



ドアが完全に閉まっていないと、上のようにエラーが出る車種もあります。

正しい運転姿勢のとりかた




頭の高さは、ヘッドレストの中心が耳の高さにくるように調整しましょう。



ひじはわずかに曲がるように、シートの位置を調整します。



マニュアル車(MT)の場合はクラッチペダル、オートマ車(AT)の場合はブレーキペダルを深く踏んだときに、ひざに余裕が持てるようにシートの位置を調整します。



シートに深く腰掛け、背すじを伸ばします。

座席の合わせかた


1. 前後の調整



ペダル操作を正しく行うために、シートの前後の調節をします。調節レバーを引き上げ、足腰を使って前後の調節をします。


2. 背もたれの調節



ハンドルと適切な距離を保ち、正しく操作するために背もたれの調節をします。調節レバーを引き上げ、背中を使って調節します。


悪い運転姿勢①:からだとハンドルの位置が近すぎる

ハンドルの高さも、高すぎたり低すぎたりしないよう調節しましょう。


悪い運転姿勢②:からだとハンドルの位置が遠すぎる

遠すぎると、ハンドル操作もしづらいですし、ペダルに足が届きません。


悪い運転姿勢③:前かがみも良くない


悪い運転姿勢④:シートに浅く座ると前方が見えづらい

前かがみになってしまったり、シートに浅く座ったりしていると、操作がしづらいうえに、運転中に前方からの情報もとりにくいです。

バックミラーの合わせかた


1.ルームミラー



ミラーの中央に真後ろが写るように調整します。



鏡に直接触ってしまうと汚れや曇りの原因になり、事故につながってしまう可能性もあるので、ふちを触って調整しましょう。


2.ドアミラー





ドアミラーには車体が約4分の1、路面が2分の1〜3分の2写るように調節します。

シートベルトのつけかた


1. 両手でベルトを大きく引き出す



両手でシートベルトを引き出します。この際、ベルトがねじれないようにしましょう。


2. 金具を確実に差し込む



ベルトが鎖骨の中心にくるように、また骨盤を巻くようにして、金具をカチッと音が鳴るまで差し込みます。

乗車前の基本操作は安全運転のために必ず確認しましょう


この記事ではクルマに乗る前からエンジンをかけるまでの基本操作についておさらいしました。クルマに乗って実践してみてくださいね!

また、次の記事では出発発進について、駐車についてもおさらいしますので、合わせて参考にしてください。

  • Writing: のるウェイ! 編集部

  • Photo: 塩川雄也

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