一人カラオケ、突如消える車線、トンネルの魔力……知っておきたい“クルマあるある”12選

ドライブ中には“気になる瞬間”がたくさん。自分がついやってしまう行動や、よく目にする他車の動き……ドライバーであれば少なからず「自分だけのあるある」を持っていることでしょう。

今回はシチュエーション別に、そんな「クルマあるある」をピックアップ! きっとみなさんも、一度は経験したことがあるのでは?

僕もクルマあるある言いたい〜

運転中の車内あるある

プライベートな空間で過ごす時間は、ドライブの大きな魅力です。でも、そうした車内の安心感が、ちょっとした「気の緩み」を生むことも。

(1)自我を解放してしまいがち

誰の目を気にする必要のない一人でのドライブ。その解放感からついつい、「人には見せられない珍行動」をとってしまう人も少なくないでしょう。

進路を譲る際に「どうぞどうぞ」と相手に語りかけてみたり、信号に引っかかって「なんだよ~」と悪態をついてみたり……運転中の「独り言」は定番ですね。なかには気分が高じて「一人カラオケ」を始めるなど、フリーダムな時間を満喫しているドライバーも多いはず。

しかし人目がないとはいえ、最近ではドライブレコーダー搭載車も増えています。万が一、熱唱中に事故に遭おうものなら、証拠資料として一人カラオケの音声が晒されてしまう可能性も……。

(2)スマホをシートの隙間に落としがち

スマートフォンをズボンのポケットに入れている人にとって、「シートの隙間」はまさに魔境。ちょっとした姿勢の変化でスルリと抜け落ち、奥深くに……ゴトン。

落ちたスマホを拾う際、腕や肩の関節を痛めてしまうのも「あるある」ですよね。もちろん、落ちたモノを拾うのは安全な場所にクルマを止めてからにしましょう!

道路上あるある

様々な交通主体が行き交う道路上では、ちょっぴり心がザワつく瞬間が少なくありません。ビックリにドキドキ、そんな「あるある」をご紹介。

(3)突如消える車線にビックリ

初めて通る道には不安がつきもの。とくに怖いのが、「車線の通行区分が変わってしまう道路」です。それまで直進レーンだった車線が、いきなり右折専用レーンになり、「ダマされた!」と慌てた覚えのある人も多いのでは?

急な車線変更は大きな危険につながるので、あらかじめナビや道路上の案内を参照し、この先の車線状況をチェックしておきたいところです。

(4)右折待ち中、対向のトラックにドキドキ

ただでさえ注意すべきポイントが多い交差点の右折。そのうえ右折レーンが狭い場所では、なおさらヒヤヒヤしてしまいますよね。

対向車線をスレスレで通り過ぎていく大型トラックに肝を冷やし、思わず「ぶつからないで!」と祈ってしまった経験のある人は少なくないでしょう。

(5)強引な割り込みにイラッ、でもウインカーで許しちゃう

直進中、車線変更などで無理に割り込まれた際、少し不穏な気持ちになることもあるでしょう。ですが、直後にサンキューハザードを出されると、「もう、仕方ないな」と一気に優しい気持ちに。ドライバー同士のコミュニケーション、本当に大事ですよね。

駐車場あるある

駐車場では、普段の道路とは異なるタイプの操作が必要になります。ジリジリと困った状況に陥っていく感覚に、苦手意識を抱くドライバーは多いのでは?

(6)駐車場のチケット、手が届かない……

駐車場の「関門」といえば、入り口に設置されるチケット発券機。やたらとシビアな位置取りに、十分クルマを寄せきれず、「腕よ、伸びてくれ!」と念じたくなる場面も。

何度か切り返したのち、結局クルマを降りる羽目に……という状況もありがちですよね。

(7)バックモニターでかえって混乱

車両後方の状況を映してくれるバックモニターは、駐車の際の強い味方。しかし一方で、「イマイチ実際のクルマの動きとリンクさせられない」という声も聞かれます。

進行方向を示すガイドラインに混乱してしまい、左右のサイドミラーを見たり、周囲を目視したりしているうちに、「今どういう状況だっけ?」とわからなくなることも。

駐車場では「慌てずゆっくり」が基本です。状況を都度把握できるよう、必要に応じて一旦停止するなど、余裕のあるペースでクルマを動かしましょう。

高速道路あるある

旅行や帰省と、遠出の際に欠かせない高速道路。普段とは違う「非日常感」に、思わずテンションも上がってしまうものでしょう。

(8)ETCバー、ちゃんと上がってくれよ⁉

特別なドライブの始まりを告げるETCゲート。通過する際、少しワクワクしてしまう人も少なくないのでは?

開閉バーのちょっとした「アトラクション感」も、ETCゲートの魅力です。十分速度を落としていても、「ちゃんと開いてくれるか?」とスリルを感じてしまいますよね。

(9)隣の車線の方が速くない?

渋滞しがちな休日の高速道路。思うように進めないストレスもあり、「この車線だけやたらと遅くないか?」と考えてしまいがちです。

我慢しきれず「隣の方が速い」と車線変更すると、今度は自分のいた車線が流れ始めてガックリ……という経験も「あるある」ではないでしょうか。

(10)トンネルに魔力を感じる

高速道路といえば長いトンネル。外界と切り離された雰囲気に、不思議な魅力を感じる人もいるでしょう。

子どもの頃に「通過するまで息を止める」という挑戦を繰り返し、「2000m超えはヤバい」など謎のランク付けをしていた人も多いのでは?

またドライバーにとっては、トンネルの変わらない景色がもたらす「眠気」が大きな敵になることも。高速ドライブの際には特に、少しでも疲れを感じた段階で休憩をとることが大切です。

雨の日あるある

気分が沈みがちな雨の日も、クルマがあれば濡れずにお出かけ。しかし、雨の日の運転は視界が確保しにくく、「絶妙なストレス」が生じやすいものです。

(11)ワイパーの速度が微妙に合わない

雨の日に欠かせないワイパーですが、意外と「ちょうどいい間隔」で動いてくれないことも。とくに自動で間隔調整を行うタイプでは、弱い雨でせわしなく動いたり、反対に豪雨でのんきに動いたりと、思わずツッコミを入れたくなる瞬間もありますよね。

(12)拭いても落ちない窓の汚れ

雨の日や寒い日の夜などは、日中では目立たなかった窓の汚れが気になるものです。拭いてもギラつきが広がってしまったり、そもそも汚れが内側か外側かわからなかったりと、対処が難しいのも窓汚れの手強いところ。

窓の汚れには「定期的な清掃」が一番の対策。窓専用の汚れ落としや、内窓クリーナーで日頃から汚れを拭きとっておき、クリーンな視界で安全運転を心がけたいですね。

「困ったあるある」は解消しよう!

運転中の「あるある」の中には、思わずウキウキしてしまうものや、ちょっぴり困ってしまうものもあるでしょう。そのうち「困ったあるある」は、適切な対処によって解消できるものもあるはずです。

普段はトラブルに至らない「あるある」も、ちょっとしたタイミングで危険につながることがあります。安全運転のため、解決できるポイントはどんどん解決していきましょう!

  • Writing: 鹿間羊市

share SHARE

編集部のおすすめ