「洋画を観に映画館へ行く」ドライブで乗りたいクルマ3選

一家に一台から、シェアする時代へと、カーライフが変化している現在。もしかしたら今後、さながらファッションのように”遊び”に合わせ、クルマを選ぶようになる時代が来る……かもしれません。

そこで「のるウェイ!」では、特定のシチュエーションやシーンに合わせて厳選したクルマを紹介する新連載「のるシチュ!」がスタートしました。

今回は「映画館で洋画を観に行くときに乗りたいクルマ」をテーマに、オススメの外車を3つピックアップ。過去2000台のクルマに試乗してきたプロ・ハマやんがご紹介します。

ハマやん
ハマやん:十数年間でおよそ2000台のクルマに試乗し、その印象や感想をレポートしてきた。「のるウェイ!」では「ハマやんの超わかりやすい試乗記」を連載中。

まるで海外にいるかのような気分になれるクルマを、ぜひご覧ください。

クルマに乗りながら映画を観る「ドライブインシアター」ってのもあるね。

異国情緒が感じられるレトロモダンな「FIAT 500」

FIAT 500
FIAT 500

「フィアット ヌォーヴァ 500」(1957年発売)の伝統的なデザインを採用して、2007年に発売されたコンパクトカー「FIAT 500」。

現モデルはすでに生産中止されており、2026年に後継車として新しいハイブリッドモデル「500Ibrida」が発売予定とされている。

とてもコンパクトで可愛いクルマ。内装も外観同様、可愛らしさと伝統性が共存している。その走り味は、何となく懐かしく、ほのぼのとした気持ちにさせるもの。乗心地もプリミティブながら、それゆえにクルマらしい。

洋画鑑賞にも通じる、特別な“場・雰囲気”を持っている。レトロモダンで可愛い内外装も、日常から離れた異国情緒を感じさせるもの。走り味がほのぼのした感じで、洋画への行き帰りの雰囲気が和みそう。

MINIの最新版電気自動車「Cooper 3 Door SE」

THE NEW MINI COOPER(3 DOOR)
THE NEW MINI COOPER(3 DOOR)

2024年3月に発売された、(BMWグループのMINIとして)の第4世代の「MINI クーパー」。

「MINI」としては、日本で初となるバッテリー式電気自動車(BEV)。「クーパー」「カントリーマン」「エースマン」と、バリエーションを展開している「MINI」シリーズの中で、最も歴史ある中核モデルである。

コンパクトな2ボックス(乗用スペース・トランクが一体化)・3ドアで、大きなヘッドランプとグリルの顔つきが特徴的。

内装は中央の円形ディスプレイに操作系・視認系を集約したシンプルでモダンなデザイン。走りは“BEVらしさ+MINIらしさ”でとても上手くチューニングされている。ドライビングモード「Go-Kart」でワープ音が鳴るなど、面白さも豊富に用意されている。

ブランドイメージの明確なミニは、洋画鑑賞という特別な日に乗るクルマとしてピッタリ。BEVの未来感も非日常性の重要な要素。静かでシッカリした走り味で、車内空間でも会話が弾みそう。

未来のクルマ感がたっぷりテスラ「Model 3」

Model 3
Model 3

日本では2016年に発売、2023年に大規模改良された米テスラのコンパクトカー「Model3 」。電気自動車ならではのパッケージングや走行性能に加えて、極端にシンプルなインテリア・操作系など、みどころ満載のクルマである。

一般受けしそうな外観・サイズながら、従来のクルマ・運転を改革しようと様々な新しさを盛り込んだクルマ。操作性(メーターやスイッチ類をすべてメインディスプレイに集約)や先進運転支援システム(Tesla Visionやオートパイロット)なども非常に先進的で独自性あり。元々スムーズで静かな電気自動車だが、大幅改良で更にスムーズさ・乗りやすさが増した。

総じて、非日常性につながる“未来のクルマ”感がすごい。静かでスムーズで先進運転支援システムのシッカリしたテスラ「モデル3」は、会話の弾む洋画への行き帰りにピッタリの存在だろう。

  • Writing: ハマやん

映画に登場する車に乗ってみるのも面白そう〜

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