クルマのバッテリーが上がった時の対処法 バッテリートラブル対策

クルマのバッテリーが上がってしまった経験、みなさんはありますか? バッテリーが上がってしまうと、エンジンがかからなくなってしまい、慌ててしまいそうですよね。

この記事では、どうしてバッテリーが上がってしまうのか、上がってしまったときの対処法、バッテリー上がりを起こさないためにはどうしたらいいのかをご紹介します。バッテリー上がりを知って、予防しましょう!

夏のドライブ中にバッテリーが上がっちゃったら最悪だよ……

なぜバッテリーが上がってしまうの?

バッテリー上がりは、「使用される電力量」が「蓄えられていた電力量」を上回ったときに起こります。

次のようなときに起こりやすいです。

  • エアコンを使いすぎてしまったとき
  • バッテリーが寿命に近いとき
  • ルームランプをつけすぎてしまったとき
  • クルマに長期間乗っていなかったとき
  • ヘッドライトを消し忘れてしまったとき

エアコンやランプ、ヘッドライトなどは使いすぎてしまうとバッテリー上がりにつながるので、気を付けましょう!

バッテリーが上がってしまったときの対処法

上記に気を付けていても、バッテリー上がりは急に起こるもの。急にエンジンがかからなくなると、びっくりしてしまいます。そんなとき、どうしたらいいのでしょうか?

ロードサービスを呼ぶ

JAFや損害保険会社がトラブルに対応してくれるロードサービスを呼ぶと、今いる場所にすぐに駆けつけてくれて、バッテリー上がりにも対応してくれます。「初めてのバッテリー上がりでどうしたらいいかわからない!」という方は、ロードサービスを呼ぶことをオススメします。

他のクルマから電力を分けてもらう

ロードサービスを呼ぶ以外に対処する方法として、他のクルマから電力を分けてもらう「ジャンピングスタート」があります。他のクルマのバッテリーと、バッテリー上がりを起こしてしまったクルマのバッテリーをブースターケーブルでつないで、エンジンを始動させます。

■他のクルマとのつなぎ方

  1. バッテリーが上がったクルマのプラス電極(赤)と救援車のプラス電極(赤)をつなぐ
  2. 救援車のマイナス電極(黒)とバッテリーが上がったクルマのエンジンブロックをつなぐ
  3. 救援車のエンジンを始動させ、その後バッテリーが上がったクルマのエンジンを始動させる

バッテリー上がりにはブースターケーブルを使用
救援車側のバッテリー状態

バッテリー上がったら、近くのクルマに助けてもらう
バッテリーが上がったクルマと救援車の状態

ジャンプスターター、カーバッテリー用の充電器を使う

他のクルマから電力を分けてもらう以外に、「ジャンプスターター」というモバイルバッテリーを使って、エンジンを始動させる方法もあります。バッテリー上がりが心配な方は、ジャンプスターターをクルマに載せておくようにしましょう。

ジャンプスターターを積んでバッテリー上がりに備える
ジャンプスターター/画像はAmazonより

バッテリーのつなぎ方については、下記の動画も参考にしてみてください。

また、ジャンピングスタートや、ジャンプスターターを使った対処法はあくまで一時的な対処法に過ぎないので、ロードサービスなど専門家に見てもらうようにしましょう。

バッテリーが上がらないようにする「事前の対策」

バッテリー上がりの対処法についてお伝えしましたが、とはいえできる限り事前に防ぎたいですよね。ここでは、バッテリーが上がらないように事前にできる対策についてお伝えします。

バッテリーを定期的に交換する

バッテリーの寿命は2〜3年程度と言われているので、バッテリーを定期的に交換するのがオススメです。自動車整備工場やカーディーラー、ガソリンスタンド、出張業者などに依頼することができます。また、カー用品店で購入したバッテリーの交換を依頼することもできます。

自分で交換する方法もありますが、さまざまなトラブルにつながる可能性があるので初心者の方にはオススメできません。専門の業者に依頼するようにしましょう!

クルマを定期的に動かす

クルマに長期間乗っておらず、エンジンを突然かけようとすることもバッテリー上がりの原因になります。一週間に一度など、クルマに定期的に乗ってエンジンを動かすようにしましょう。

エアコンの使いすぎに注意する

エアコンの使い過ぎはバッテリー上がりにつながります。特に使い過ぎてしまう夏場は、サンシェードを使ってクルマの温度が上がらないようにするなど、工夫をしてみてください。

クルマに乗ってすぐはクーラーを強めることもあると思いますが、その後適温になったら弱めるなども心がけると良いでしょう。

バッテリーが上がったときのNG行動

バッテリーが上がってしまったときにやってはいけない行動を紹介します。さらなるトラブルにもつながってしまうので、気を付けるようにしましょう!

エンジンを何度もかける

つかないエンジンを何度もかけると、エンジンにさらなる負荷をかけてしまうことになります。力技でエンジンは復旧しないので、前述のバッテリーが上がってしまったときの対処法を試すようにしてください。

バッテリーが上がったまま放置する

バッテリーが上がったまま放置してしまうと、自然放電でさらに消耗してしまい、バッテリーの劣化が進みます。バッテリーが上がってしまったらそのまま放置せず、すぐに対応するようにしましょう。

準備があればバッテリー上がりは怖くない!

急にエンジンがかからなくなってしまうと、「なんで!?」とびっくりしてしまいますが、原因や対処法がわかれば大丈夫。落ち着いて次の対応をするようにしましょう。

  • ロードサービスを呼ぶ
  • 他のクルマから電力を分けてもらう
  • ジャンプスターター、カーバッテリー用の充電器を使う


気温が上がるとバッテリー上がりも増える

また、バッテリーを定期的に交換したり、クルマを動かすことも大切です。普段からバッテリー上がりを予防するようにしましょう!

関連リンク

もしもの時は・・・JAFが教える「バッテリーのつなぎ方」|JAF Channel

  • Writing: のるウェイ! 編集部

定期的に、バッテリーをチェックしろよ

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