マイカーに対して「もうちょっとここが〇〇ならいいのに」「長時間運転していると〇〇が疲れてくるんだよなあ」と、ちょっとした不満をお持ちではありませんか?
カーショップに行っても、アイテムの品種が多すぎて選びきれないケースも。そんな小さい不満を抱えたまま放置しているあなたに心強い味方が100円ショップです。
最近では、車用アイテムコーナーの充実度も上がり「これで100円なの?」という商品もチラホラ見かけます。何より100円なら失敗してもお財布へのダメージも少なく「自分のスタイルにはコレが合っている」と、よりフィットするアイテムが見つけられます。
今回は「使える」100円ショップのカーグッズを集めてみましたので紹介していきましょう!
ドライバーの疲労軽減にはクッション
自動車のシートは、万人向けに設計されており、体型や姿勢によって「合う・合わない」があります。
ドライビングポジションが決まらないまま運転し続けてしまうと、シートと身体に隙間が生まれ、疲労感が増します。安心して身体を預けられるようにフィット感を増やしていきたいところです。
特に身体の小さい人は前方を確認するために頭が前に出てしまい、ヘッドレストから離れてしまいがち。そこで見つけたのがネッククッションです。
ベルトを通すだけなので装着も簡単です! 首のカーブに密着するポジションに合わせれば、よりシート全体との密着感もアップします。猫背気味の人にはオススメです。
スマホの置き場所問題を解決するホルダー
スマートフォンをカーナビ代わりに使っている人も増えてきました。アプリの性能や機能も向上し、積極的に使用したい場面も多いですよね。
自動車にはいわゆるスマホ置き場はありません(無接点充電の置き場は増えてきました)。となると、どこに固定して見やすくするか、が課題になってきます。そこでホルダー系アイテムを探してみたところ……。
スタイルの違う2アイテムを見つけました!
一つは、平面に固定する土台型、もう一つはエアコンの吹出口に差し込むスタイルのもの。
早速、スマホを装着してみました。
平面な箇所に両面テープで固定するタイプのもので、後ろにはケーブルホルダーもありました。気になったポイントとしてディスプレイの角度が調整できないので、置き場所を選ぶかもしれないという点があります。
続いてエアコンの吹出口に装着するタイプ。
こちらは、下のフックにスマホを設置すると両サイドのフックが締まって固定されるタイプのアイテムです。取り出す時は上方向にスライドすれば解除されます。固定方法は裏面の十字に切り込みのあるクリップを、エアコン吹出口のスリットに差し込むだけ、とシンプルな構造なので、固定力は少し心許ない印象です。
車両によって、吹出口の形状の違いで上手く装着できない、角度が維持できないなどの可能性があります。ホルダー自体も少し華奢な印象があるので大型のスマホだと振動が大きく、上手く固定できないかもしれません。
2つのスマホホルダーを紹介しましたが、自分の車両に合った装着場所を探る、という意味では良いテストができるのではないでしょうか?
スマートフォンを充電するためのUSBソケット&ケーブル
ドライブ中、スマホのナビアプリを使っていない時間は充電しておきたいですよね。
最近の車は、最初からUSB端子が搭載されているケースが多く、ケーブルさえあればOKな場合も多いです。ところが多人数乗車のことを考えると、充電できる台数を増やしておきたいです。
そこで100円ショップを見回してみたところ、カーグッズの売り場ではなくスマホグッズのコーナーで、シガーソケットに差し込むタイプのUSBカーチャージャーとケーブルを見つけました。
USBカーチャージャーは、2.1A(アンペア)出力のものを選んでみました。アンペア数が大きいほど充電スピードも早くオススメです。
ケーブルも、iPhoneなどに使われているLightning端子と、AndroidスマホやiPadに使われているUSB-C端子の両方が使えるタイプのものを見つけました。
ケーブル選びは、端子の種類や長さも様々で、用途にあったものを探してみてください。例えば、後席にUSB端子が無い場合、長めのケーブルを使えば後ろに引き回すこともできます。
ひとつ電子部品で注意しなければならないのが、ショートや熱の問題です。あくまでスペアとして車に載せておいて、グレードの高いものを使い、故障した時の繋ぎとして使うことをオススメします。機器が熱くなりすぎた場合は速やかに使用を中止してください。
車内を散らかさない多用途フック
日々のお買い物で、マイバッグや買物袋の置き場に悩む人は多いと思います。
ラゲッジスペースに直置きするのも気が引ける、という人のために吊るしておけるフック類を数種類見つけたので使い方とともに紹介します。
ヘッドレストのポストに挟み込むタイプであれば、取付けも簡単です。スーパーの買物袋もこんな感じで吊り下げられます。
1本ベルトのタイプから、フックが2本のタイプなど、スタイルもさまざま。マイカーにあわせて選んでみてくださいね。
ここで、ちょっと変わりダネなアイテムも紹介します。
これまで同様、ヘッドレスト用のフックなのですが、フックに仕掛けがあります。
ここまでは普通。フックを動かすと……。
フックを引き起こすと、スマホやタブレットのホルダーが現れます! これは後席の人にオススメできますね!
意外と多い社内での無くしものを防ぐアイテム
写真を見ただけでは、何に使うものか想像しづらいと思います。では装着してみます。
不思議と車の中で物を無くすことがありませんか? 小銭やそれほど重要ではないショップの会員カード、そしてレシートなどなど。それらは全てシート下に集まります。
それに小さい子どもが食べたお菓子の食べカスもありますね。
その問題を解決するのが、この隙間埋めクッション。シートとセンターコンソールの隙間をピタッと埋めてくれます。
ファストフード店のドライブスルーなどで受け取ったお釣りやレシートなど、落としたくない・無くしたくないものがあるときに威力を発揮してくれますよ!
意外と充実している車用アイテム
以上、100円ショップで購入できるカーグッズをジャンルに分けて紹介してみました。
正直「100円でここまでできるの?」というアイテムもあり、中にはずっと使えるものもありましたね。もちろん価格から考えて頼りなく感じるものがあるのも事実。そんなときは、よりグレードの高いアイテムをカーショップなどの量販店で購入すればOKです。むしろ自分に合ったアイテムを探すため、スタイルを知るために100円ショップが存在すると認識しよう、という提案でもあります。
ドライバー視点だけでなく、家族が後席で快適になるためのアイテムも多く存在しますので、上手く100円ショップを活用して、より良いカーライフを送ってくださいね!
ヘッドレスト用のフックに仕掛けがあるよ~