【体験記】マイ包丁作りと大阪・堺の刃物の歴史を学ぶ モビマ旅@和田商店「包丁作り体験」

※2022年12月26日にオンラインプラットフォーム「モビリティマーケット」にて配信された記事です

大阪、堺の打ち刃物。堺の包丁は日本における刃物の主な産地のひとつで、プロの和食料理人用包丁として国内トップのシェアを誇るのだそうです。モビマ旅でBBQをすることが多い私、そろそろマイ包丁が欲しいなと思い、モビマで取り扱い始めたばかりの、堺の包丁作り体験へモビマ旅に行ってきました!

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職人のわざってすごいよね!



今回お世話になる和田商店は、車で阪神高速堺線「堺」出口より5分、阪神高速湾岸線「大浜」出口より10分、 電車なら大阪・梅田近辺から1時間ほど、路面電車の停留所を降りてすぐと非常にアクセスが良いところにあります。
あとで知りましたがこの付近には仁徳天皇陵で有名な百舌鳥古墳群があり、堺の刃物の歴史に深く関わっているようです。 お店を訪ねると、ご主人の和田さんが出迎えてくださり、まずは堺の包丁の歴史を知るため、近くにある堺伝匠館へ行くことになりました。


伝統工芸 包丁づくり体験

堺は職人の町なので、堺伝匠館には包丁以外にも線香など堺の特産品が展示販売されているのですが、2階の刃物ミュージアムが圧巻です。 様々な用途の包丁がずらりと展示されている中で、和田さんが堺の包丁の歴史を説明してくださいました。
古くは古墳時代に土を掘るための鍬や鋤を作ったところから始まるそうで、その後ポルトガルから鉄砲やタバコが伝来し、 高い品質の鉄砲やタバコ切り包丁が評判を呼び、江戸時代に徳川幕府のお墨付きを与えられ全国に普及していったそうです。 現在は経済産業大臣指定の伝統的工芸品となっています。


堺の包丁は分業制で、大きく分けると鍛冶・刃付け・柄付けの3工程になっており、 自社の担当工程を仕上げて次の工程を担う店に引き渡すため、ある意味手を抜けないというか、 責任を持ってしっかりした品質のものを作らないとならないそうです。
展示の大半は様々な用途の包丁です。 ウナギをさばく包丁は使われる地域によって包丁の形が全然違うなど、とても面白かったです。食品ではなく紙や布を裁断する包丁などもありました。


用途ごとに専門の包丁を作ってしまう堺の包丁職人のバイタリティに驚きつつミュージアムを後にし、和田さんのお店へ戻ります。 和田商店では刃の仕上げと柄付けの体験ができます。


包丁作り体験① まずは研ぎから

お店に戻り、まずは衣装を選びます(笑)。3色の作務衣から1着と、前掛けを貸していただけます。これを身に着けると、気持ちが盛り上がってきます!


はじめに研ぎの職人から刃付けを学びます。 切れなくなった包丁が用意されているので、まずはどれくらい切れないか新聞紙を使って確認します。
切れない包丁は刃が引っ掛かるので、ちょっと破れたりします。 次に木片に包丁を滑らせてみると、つるっと滑ります。誤解していたのですが、 切れる包丁は表面がザラザラしているそうで、木片に滑らせても全く動かないのが正解だそう。


切れない包丁の状態を確認したら砥石での研ぎ方を教わります。
少し粗目の砥石(緑のもの)から始めます。 包丁を当てる角度は、刃の厚みにもよるようですが、今回のものは15°くらい。柄に近い側からゆっくり5往復ずつ、研いだらまた少しずらして、という風に研いでいきます。
刃先の研ぎは砥石に対し少し斜めにして、カーブの箇所や先っぽまできちんと丁寧に研いでいきます。 一通り研ぎ終わったら仕上げ用の砥石(茶色のもの)で同じように研ぎ、仕上げます。 うーん、これほど丁寧に包丁を研いだことがありませんでした!コツを教えてもらうと全然違いますね。

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【体験記】マイ包丁作りと大阪・堺の刃物の歴史を学ぶ モビマ旅@和田商店「包丁作り体験」
https://mobima.kinto-jp.com/column/staff_talk/23351

  • Writing: Mālie(モビマスタッフ)

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