車を買いに行ったり、メンテナンスに出したりすると、カタログや整備士さんの口から「ABSが…」「車検のときに諸費用が…」といった専門用語が次々と飛び出します。「えっ、それってどういう意味?」と思っても、今さら聞きにくいことも多いですよね。
用語の意味を知っておくと、自分の車の状態を正しく把握でき、トラブル時にも冷静に対応できるようになります。今回は、初心者がこれだけ知っていれば安心という30個の用語をカテゴリー別にまとめました。
1. 運転・安全機能に関する用語(略語)
最近の車にはアルファベット3文字の機能がたくさん搭載されています。
- ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)
- 急ブレーキ時にタイヤがロック(回転が止まること)するのを防ぐ装置。ハンドル操作で障害物を避けられるようになります。
- ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)
- 高速道路などで、前の車との距離を一定に保ちながら自動で加減速してくれる機能。長距離ドライブが劇的に楽になります。
- EV / HEV / PHEV
- EV: 電気だけで走る車。 HEV: ガソリンと電気(ハイブリッド)。 PHEV: コンセントから充電できるハイブリッド。
- ETC(エレクトロニック・トール・コレクション)
- 高速道路の料金所をノンストップで通過するためのシステム。
- LDW(車線逸脱警報)
- 車線をはみ出しそうになったときに、音や振動で警告してくれる機能。
- AHB(オートマチック・ハイビーム)
- 対向車の有無を検知して、ハイビームとロービームを自動で切り替えてくれる機能。
2. 車体の仕組み・操作に関する用語
- ハザード(非常点灯灯)
- 左右のウインカーを同時に点滅させるボタン。緊急停止や、道を譲ってもらった時のお礼(サンキューハザード)に使います。
- クリープ現象
- エンジンがかかっていて、ギアが「D」や「R」のとき、アクセルを踏まなくても車がゆっくり動き出す現象。渋滞時や駐車で活用します。
- 内輪差(ないりんさ)
- 曲がるとき、前輪よりも後輪が内側を通ること。左折時に縁石に乗り上げる主な原因です。
- 死角(しかく)
- ミラーや目視でも見えない、車の周りの隠れた範囲。
- オーバーハング
- タイヤの中心から、車の先端(または後端)までの出っ張り。狭い場所でハンドルを切る際にぶつけやすい部分です。
- ハイドロプレーニング現象
- 雨の日に高速で走ると、タイヤと路面の間に水が入り込み、滑って操作不能になる現象。
3. メンテナンス・消耗品に関する用語
- 車検(自動車検査登録制度)
- 2年(新車は3年)に一度の、法律で定められた車の健康診断。
- 自賠責保険(じばいせきほけん)
- 法律で加入が義務付けられている「強制保険」。被害者の救済を目的としています。
- 任意保険(にんいほけん)
- 自賠責ではカバーできない高額な賠償や、自分の車の修理のために自分で選んで入る保険。
- エンジンオイル
- エンジンの「血液」。定期的に交換しないとエンジンが壊れてしまいます。
- スリップサイン
- タイヤの溝が減ったときに出てくる「交換時期」の印。これが出ると車検に通りません。
- 空気圧(くうきあつ)
- タイヤの中の空気の量。減っていると燃費が悪くなり、バースト(破裂)の危険も。
- ウォッシャー液
- 窓の汚れを落とすための洗浄液。自分で補充するメンテナンスの定番です。
- バッテリー
- 車の電気を蓄えている箱。ライトの消し忘れなどで電気がなくなると「バッテリー上がり」でエンジンがかからなくなります。
4. カタログや手続きで見かける用語
- 排気量(はいきりょう)
- エンジンの大きさ(1,500ccなど)。これによって自動車税の金額が決まります。
- 駆動方式(FF / FR / 4WD)
- FF: 前輪が回る。 FR: 後輪が回る。 4WD: 4輪すべてが回る。
- カタログ燃費(WLTCモード)
- 試験場で測った、その車の「燃費の目安」。実燃費はこれより少し低くなるのが一般的です。
- 諸費用(しょひよう)
- 車を買うとき、車両本体価格以外にかかる税金や手数料などの合計。
- リコール
- 設計や製造に不備があった際、メーカーが無償で修理してくれること。
- アイドリング
- 車は止まっているけれど、エンジンはかかっている状態。
- 車庫証明(しゃこしょうめい)
- 車を停める場所を確保しているという警察署からの証明書。
5. トラブル・緊急時に使う用語
- パンク修理キット
- 最近の車にスペアタイヤの代わりに積まれている、応急処置用の道具。
- ロードサービス(JAFなど)
- 故障やガス欠などで動けなくなったときに助けに来てくれるサービス。
- キロポスト
- 高速道路の脇にある、起点からの距離を示す数字の看板。トラブル時の場所特定に使います。
まとめ:全部一度に覚えなくてOK!
これら30個の用語は、車に乗っているうちに自然と何度も耳にするようになります。まずは「あ、聞いたことあるな」と思う程度で大丈夫です。分からない言葉が出てきたら、その都度スマホで調べたり、ディーラーさんに「それってどういう意味ですか?」と聞いたりしてみてください。
専門用語が分かってくると、愛車への理解が深まり、もっと運転が楽しくなりますよ!











のるのるくんは何個わかるかしら📖